海外ドラマ「ドクターハウス/Dr.House」シーズン7

イントロダクション

皮肉屋で毒舌、無愛想ながら、他の医師では解明できない難病の原因を突き止める天才診断医ハウス。医師ものを描いた作品は数あれど、その型破りなキャラクターで世界中のドラマファンを熱狂させてきた医療ミステリー「Dr.HOUSE」。シーズン7では、前シーズンの最終話で病院長カディとついに結ばれたハウスが“愛”に苦悩し、葛藤するなど、これまでにない表情を見せてくれるのが大きな見どころ。カディへの愛を認めたハウスが、上司と部下という立場や、カディの母親や養女ら家族との関係に戸惑うなど、天才ではない、一人の男性としての一面を見せてくれるのも新鮮だ。だがその一方では自身の変化をすんなり受けいれられず、周囲を巻き込んでは問題を誘発するのが、ハウス。2人の複雑な恋愛事情が、予期せぬ展開を生み出していく。そして、診断チームのメンバーにも変化が続々。ハンチントン病の治療のため病院を去ることを決めた"サーティーン"、妻との関係に問題を抱えるタウブ、孤独を抱えるフォアマンとチェイスそれぞれの行方…。さらに、天才医学生マスターズという新キャラクターが登場。マジメでオタク気質の彼女が、時にハウスをも驚かすひらめきを見せるなど、チームに新風を巻き起こす。

クライマックスとなるシーズン8を目前に控え、新たな波乱が巻き起こる今シーズン。カディとの関係は、孤独なハウスの心にどんな光をもたらすのか? それとも、愛さえもハウスを変えることはできないのか? ハウスと彼をとりまく人々のドラマは、さらに深遠な味わいを増していく。ゲスト出演には、映画『キャリー』や、「エイリアス」などでもおなじみのエイミー・アーヴィング、「HEROES」のジャック・コールマン、「24 TWENTY FOUR」のショーレ・アグダシュルーら実力派がズラリ。また、新キャラクターのマスターズに、映画『127時間』や『ジャンゴ 繋がれざる者』などのアンバー・タンブリンが扮するほか、カディの母親役を大女優キャンディス・バーゲンが演じているのも見ものだ。

アワード

恋するハウスの意外な表情が見られる!
ハウスにとって一番の理解者でもあった病院長カディと、今シーズンではついに本格的な恋愛関係に発展。カディの愛にこたえようと、ハウスが時にのぞかせる甘くせつない表情は必見。加えて、カディの養女のベビーシッター中にトラブルを起こしたり、口うるさい母親を鎮静剤で眠らせたりと、一筋縄じゃいかないハウスの行動にはハラハラの連続。駆け引きを繰り返すハウスと、本気の関係を望むカディとの恋愛に待ち受ける様々な局面と、それぞれの決断の行方からも目が離せない。
難病を患う"サーティーン"が失踪!? 
遺伝性の難病で、発症=死を意味するハンチントン病を抱える、通称サーティーンことレミー・ハドリー医師。病の治療のためチームを離脱することを宣言した彼女は、周囲の心配をよそに、ある日突然、失踪してしまう。果たしてハドリーが病院に戻ってくる日は、訪れるのか? 自分の運命を半ば受け入れながら、クールに振る舞う"サーティーン"の行動と、そんな彼女をほっとけないハウスら他の医師たちとの関係性も興味深く描かれている。
天才医学生の参入がもたらすケミストリー
“サーティーン”の後釜として、カディがチームに加えた医学生マスターズが新キャラクターとして登場。15歳で高校を卒業した天才ながら、堅物のオタク気質、ちょいダサのファッション・センスで、ハウスにとっては格好のからかいの対象に。だが、彼女の持ち前の素直さや、医学への情熱がチームの新しい視点となり、さらに彼女自身が成長していく過程も見どころだ。
強烈な患者たちの心の病を見つめていく
ハウスの元に集まるのは、奇妙な症状や言動を持つ患者ばかり。今シーズンでは、根絶したはずの天然痘ウィルスにかかった少女や、神と契約を交わしたと主張し十字架にはりつけになる男性、麻痺をおこした完璧な記憶を持つウェイトレスなどが登場。ハウス率いる診断チームによる確かな技術と斬新なアプローチに目を見張る一方、病の原因を探っていくなかで、家族の絆や社会問題、そして現代人が抱える孤独や闇の部分を浮き彫りにするのも本シリーズの魅力。病の症状だけではなく、心の問題を見つめていく語り口に、引き込まれる。